使い始めのわからないレアなトイレットペーパー

トイレに入って用を足し、さあトイレットペーパーを使おうと思ったら残り少なかったようで、ちょっと引っ張っただけでなくなってしまった。

これじゃ足りないと、ペーパーホルダーの下に引っ掛けてあった予備のトイレットペーパーを取り出し、ペーパーの使い始めの端っこの部分をくるくる回しながら探した。

が、見つからない。

そんなはずはない。何度もくるくる回しながら端を探す。が、やはり見つからない。

一ヶ所、もしかしてここが本来端っこになるはずだった場所では?と思しき、少し分厚めに盛り上がった部分があった。

一般的に、トイレットペーパーは使い始めの部分が誰でもわかるよう、少し端をひらひらさせ、でもペーパーが勝手にほどけたりしないよう、ひらひらの少し上の部分を糊で軽くくっつけてある。この分厚い盛り上がった部分は、もしかすると、糊を出しすぎて下のペーパーまで一緒に接着してしまい、1枚の円形状にくっつけてしまったものなのではないだろうか。

そうとわかれば話は早い。

この盛り上がり付近のペーパーをピピッと破り、端っこを自分で作れば、普通のトイレットペーパーと同じように使えるであろう。

うちのトイレットペーパーはシングルなので、1枚分の薄さのペーパーをつかんで慎重に破る。が、これが上手くいかない。ミシン目などついてないので、綺麗に破れないのだ。しかも2、3枚下のペーパーも一緒に破いてしまったらしく、千切れたペーパーがトイレのタイルの上にパラパラ散らばる。

悪戦苦闘しながらも、なんとか端っこを作ることができた。破れていない部分が出てくるまで、くるくる回す。これで無事、正常なトイレットペーパーのロールに戻すことができた。

時間もかかったしちょっと疲れてしまったが、こんなトイレットペーパーにはめったにお目にかかれないので、貴重な体験をしたと思うことにする。

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